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歯舞さけます部会で獲れる魚達

紅鮭(ベニサケ)

ベニザケ海へ下るタイプをベニサケ、河川にとどまるタイプをヒメマスと呼ぶ。海で生活しているときは青っぽい銀色で、産卵期になると頭部を除き体は鮮やかな赤色に変化する。雄は背の部分がもり上がり、鼻先とアゴが曲がって突き出る。産卵期は秋〜初冬で、河川に遡上し砂礫底に卵を産む。初夏になると海へ下り、2〜4年間ほど海洋で動物プランクトンを食べ生活し川へ戻る。
鮭類中肉質がよく、肉の赤みが最も濃い。
食べ方・・・塩焼き・薫製・缶詰

シロサケ

サケサケ類の中で一般的にサケと呼ばれているのがシロサケである。成魚は夏の終わりごろから冬に生まれた川をさかのぼり、河川の中流域の砂礫底に産卵礁を掘って卵径5〜 9.5mmの卵を2千〜5千個産む。産卵を終えると1週間ほどで死んでしまう。通常は4年ほど海で過ごしオキアミなどを食べて成熟する。産まれた川に帰ってくることについては、はっきりと解っていないが川の味や匂いを記憶しているとの説が有力である。沖合で漁獲されるものは脂肪うまみ成分があり美味しく「トキシラズ」と呼ばれ珍重されている。
食べ方・・・塩焼き・照焼き・ムニエル・筋子

マスノスケ

マスノスケサケ類中の大型種で、市場で見かけられるものは大体1m 前後のものが多い。海で生活しているときの体色は背の部分が暗緑色、下の部分は銀白色で背中から尾びれにかけて小さな黒い点が散らばっている。成熟すると全身は濃い褐色になり、雄は口先とアゴが突き出る。産卵のために川をさかのぼるという行為は通年にわたっていて、産卵数は体の大きさによって違い5千〜1万個である。稚魚は1〜2年ほど淡水で生活し、海へ下った後4〜5年間はイカナゴやシシャモ、ニシンなどを食べて成長し川へ戻る。日本では春から初夏にかけて三陸沖で漁獲される。
食べ方・・・刺身・サーモンステーキ・薫製